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痔との闘病日記 [雑感]

10年来の痔が悪化したので、かかりつけのクリニックの先生に紹介状を書いてもらい病院へ。

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横浜市戸部にある松島病院へ・・・。この病院は痔及び大腸の専門病院で約120床ある大病院で有名なのである。
実は私は現役時代は、この病院と同じ町の会社に通っていて会社の会長、社長、先輩たちがお世話になっていた病院なのです。
今、痔でお悩みの方の一助になればと思い、私の体験談を述べてみたいと思います。

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診断の結果、入院手術が必要という事になり入院の案内書をいただく。
差額ベッド代のかからないベッドの空きがなく、日にちを調整出来れば入れたのですが、日程の余裕がなかったので、差額ベッド代一日5,000円の4人部屋へ入ることにした。

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4人部屋といっても、普段はカーテンで仕切られている。それで一応プライバシーは守られるが、声は筒抜けである。看護師が来て、私より先に入院している人、いわば先輩に説明する事がこちらにも聞こえてくる。先輩3人への説明を聞いている私が、いよいよ私への説明となった時には、もうほとんどの事を承知しているという事になる。
病気の性質上各部屋にはトイレが付いている。

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昼食を済ませて、12時に入院。後でわかったことだが、退院は午前10時。この2時間の間にベッドメイク、清掃等を済ませて入院させるのである。時間的ロスはない。さすがだ。
看護師さんから入院中の治療の経緯や、患者が行う事等のテキストをいただき説明を受ける。

私は、いわゆるイボ痔で、大、中、小三つ、出来ていたそうだ。そこで手術名は、痔核除去手術という事になる。

手術は写真は撮れないが、下半身の麻酔に20分~30分位、手術は10分~15分位だろうか。
手術室へは歩いて行き、病室への帰路は、麻酔が効いているので、ストレッチャーで帰る。

その夜は、身体は寝返り位は可。トイレへの歩行は禁。そこで排尿は尿器(尿瓶)使用という事になる。
パットを装着するのだが、院内売店で売っているのは、厚みはあるがテープの長さが短くてずれやすい。そこで家の奥さんに頼んで、女性用の生理用品を買ってきてもらって装着。身をもって女性の大変さがわかりました。

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私は、2,3日は点滴で過ごすのかと思ったが、手術の次の日の朝食は3分粥、昼食は全粥、夕食から一般食となる。
これが一般食。
食事をして、少しずつ排便をしていかないと肛門が細くなってしまうという事らしい。

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これも一般食。食事は、A,B2種類あって事前に選んでおきます。朝食はごはんかパンです。私はごはんを選びました。
各食事後には、軟便剤、痛み止め、抗生物質の薬を飲みます。抗生物質が3日目位まで、痛み止めが5日目位にはなくなります。

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この病院の特色の一つがこの坐浴との事。
この青色のが、フロートレイというもので、入院時に各自が売店で購入。便器の便座を上げてそこに装着。ここにお湯を貯めて肛門を温めるというもの。1分温めて、お湯を替えて、ということを3回繰り返して1セット。これを術後1~2日は1日、2セット。それ以後は4~6セット行えとの事。そこで特に朝などはトイレがラッシュアワーと化す。
お尻を温めていると、時に排便したくなる。そのまま排便しても良いとの事で術後間もなくは、便もやわらかいので、私も何回かしました。排便時の痛みを緩和してくれるので助かりました。

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術後2日目はシャワー、3日目から入浴出来ます。12室あります。午前8時半から11時半までですが、午前中に医師の回診があるので、それが終わった後が一番混み合います。
お尻は坐浴もそうですが、温める事が治療になるという事です。
右側のカーテンに隠れているのは便器ですが、トイレットペーパーは備えられていません。

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浴槽の中は、泡が噴き出すようになっていて、これが非常に気持ちがいい。但し、長湯は禁物との事で私も元来、烏の行水なので問題なし。

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3時にはささやかですがおやつが出ます。写真はおからクッキーですが、その他にほうれん草入り五穀クッキーと、五穀せんべいの3種類から選べます。このおやつもそうですが食事も、食物繊維が多い事に気を使っているようです。

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夜9時に消灯。テレビも見てはいけないとの事。そこで私は、家からウォークマンを持ってきて音楽を聴きながら寝ることになります。曲目は昭和の歌謡曲です。
各人、いびきが問題ですが、私も御多分に漏れず相当ひどいので、鼻テープ、ブリーズライトと、口閉じテープ、ネルネルの併用で完全装備。ご迷惑はかけていないと思いますが、自分でかくいびきは自分ではわからないので確かめようもありません。

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ある日の食事でビーフシチューをチョイスしました。美味でした。
この食事に限らず、最近の病院食はおいしくなってきたようで、私は毎食、完食でした。

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一日だけ朝食にパンをチョイスしました。でもやはりごはんのほうが良かった。

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退院する前の日の夕食です。お祝い膳という事で、左下を開けてみると・・・。

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確かに嬉しい夕食で、どら焼きまでついていました。

結局、私は早く退院したかったのですが、どうしても病院の方針があるようで、多少個人差はあるようですが10日間の入院生活となりました。
病院の考え方としては、傷の完治は術後一か月という事で、今日私は退院後3日目の受診に行ってきました。土曜日ですごーく混んでいましたが、3日目の検診は例外的に早く診てくれるということで、早く終わりました。この後は1週間から10日に1回、受診します。結局1か月位は追跡調査をするという事でしょうか?。
自転車、オートバイは1か月間は控えるように、とか、飲酒は2,3週間だめだとか規制がありますが、自宅で療養出来るのは助かります。
場所が場所だけに、診てもらうのに最初ははずかしさもありましたが、もう今は慣れました。排便の時に怖さもありますが、何とか痛みもそれ程でなく、完治をめざしてがんばりたいと思っています。
私の見たところでは女性の患者もかなり多く、4割ほどいるのではないでしょうか?。
結構若い人も来ていますし、どうしようか悩んでいる人は、決断して受診してみたらいかがですか。ちなみに、市販品の痔の薬ボラギノールを使っても、良くならなければ、受診するひとつのきっかけでしょうか?。
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Kiki

ここの前はよく通ります。
先日 職場の若い男性もポリープをとりました。
よく調べたらガン細胞だったそう。

おじいさんも
お大事になさってくださいね。
by Kiki (2016-03-29 07:57) 

おじい

Kikiさん、nice! とコメントありがとうございます。
術後1か月は気をつけて生活したいと思っています。ただ、いよいよこれから、春夏野菜のシーズンでいそがしくなります。でもなんとかなるでしょう。
by おじい (2016-03-29 17:33) 

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